糖尿病とは、血管の中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなる病気です。血糖値が高くなると様々な病気を引き起こします。
狭心症・心筋梗塞、脳梗塞などの大血管障害、網膜症、腎症、神経障害などの最細血管障害、や認知症、ある種の悪性腫瘍の発症の増加です。
怖いことを羅列しましたが、まずは怖がらないでください。そんなに簡単に糖尿病は病気をひきおこしません。
HbA1c 7% 以上が、5年以上 継続しなければ、糖尿病は様々な病気を引き起こしません。
糖尿病が心配なかたは、まずは医療機関を受診して血糖値とHbA1cを測定しましょう。空腹である必要はありません。食事をしたあとでも構いません。
当院にお越しいただければ、迅速に血糖値、HbA1cを測定して、受診したその日に糖尿病の状況を説明します。
糖尿病と診断されたら、まずは、糖尿病により引き起こされる病気(糖尿病関連合併症)が発症していないかを調べる必要があります。
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞):心電図検査をして、虚血性心疾患が疑わしい場合は、負荷心電図や心エコー検査を実施します。